高齢者の夜間トイレ転倒を防ぐ!DAISOセンサーライト活用術

高齢者の夜間トイレ転倒を防ぐ!DAISOセンサーライト活用術

2025年8月13日

夜中、ふと目が覚めてトイレに行くとき――。
暗い廊下や電気のスイッチを探すあの数秒、思った以上に危険なんです。私の母も夜間にトイレからベッドに戻る途中で転んだことがあります。

「電気をつけっぱなしにすればいいじゃない?」と思うかもしれません。でも、寝室に光が入って眠れなかったり、光熱費が気になったり…。実際、私の母も「電気がもったいない」と言って、廊下の電気を消してしまうことがありました。結果、真っ暗な中で歩くことになり、事故につながってしまったのです。

そんなときに見つけたのが、DAISOの人感センサーライト(330円税込)。
必要なときだけパッと明かりがつき、電気代もほとんどかからず、充電式の電池を使えばさらに経済的。設置も簡単で、介護する人もされる人もストレスがない――まさに「ちょうどいい明かり」でした。

この記事では、

  • 高齢者が夜間トイレで転倒してしまう理由
  • 安心して夜間トイレに行ける環境づくりの基本
  • 実際に使ってみて感じた330円センサーライトの魅力

を、私の体験談を交えてお話しします。
「もう少し明るければ…」というあの不安、きっと解消できるはずです。

高齢者の夜間トイレ転倒、どうして起こってしまうの?

夜間の転倒は、ただ「暗いから」という理由だけではありません。年齢による体の変化や、住まいの環境、生活習慣など、いくつもの要因が重なって事故が起きます。私が母の介護を通して気づいたことと、一般的に言われている危険因子を組み合わせてお伝えします。

高齢者の写真

夜中の転倒事故は意外と身近…私の家で起きたこと

母が転んだ夜は、特に変わったことがあったわけではありません。寝室からトイレまでの距離は3メートルほど。50年以上住み慣れた家で起こりました。

でも、夜中に目覚めた直後は、体がまだ半分寝ている状態です。

  • 頭がぼんやりしていて距離感がつかめない
  • 足元がふらつく
  • 暗さで廊下の幅が狭く見える

この3つが同時に起こることで、日中は安全な道でも危険な場所に変わります。

実際に事故が起こると、「もっと早く対策していれば…」という後悔が押し寄せます。だからこそ、転んでから考えるのではなく、起こる前に対策しておくことが本当に大切だと思いました。

管理人
管理人

事前に転倒対策をしておけば…この後悔はずっと心に残ってしまいました。なにかできることはないか考えるようになりました。

電気をつけ忘れたり、スイッチを探すあの時間が危ない

高齢者は動作がゆっくりになります。廊下のスイッチを探して立ち止まる時間が長くなると、その間に体が傾いたり、つまずいたりする危険が高まります。

さらに、夜間は暗さで「手を伸ばす位置」がずれやすいんです。母もスイッチを探す手が壁を空振りし、その勢いでバランスを崩しそうになったこともありました。たった数秒の出来事ですが、その一瞬が転倒につながります。

つけっぱなしは気になる…光熱費とまぶしさの問題

「じゃあ廊下の明かりをつけっぱなしにすればいい」と思っても、問題はあります。

  • 寝室に光が漏れて眠りが浅くなる
  • 光熱費が地味にかかる

母の場合、「電気代もったいない」という思いが出てしまい、私が点けても気づいたら消してしまっていました。そうなると結局、真っ暗な中で歩くことになります。

安心して夜間トイレに行ける環境づくりの基本

では、どうすれば高齢者が安心して夜間のトイレに行けるようになるのでしょうか。ここでは、私が調べた安全対策を、私の経験と合わせてご紹介します。

廊下やトイレまでの道を安全にするチェックポイント

まずは「通路の安全チェック」から始めましょう。

  • 床に物を置かない
  • カーペットやマットは滑り止め付きにする
  • 段差や敷居はスロープで解消する

私の家では、廊下の角に置いてあった洗濯かごを移動しただけで、母の通行がスムーズになりました。実際にはかごが移動の導線上にあったわけではないですが、「トイレの扉のすぐ近くにある」という気遣いをしなくて済むという、ほんの少しの気遣いをしなくてもよいという配置換えでも事故のリスクは減らせます。

手すり・段差解消・滑り止めマットの上手な取り入れ方

夜間の移動では、手すりがあるだけで安心感が違います。特に廊下の途中やトイレの入口にあると、休憩しながら移動できるので転倒予防になります。

段差解消スロープや滑り止めマットも有効です。靴下やスリッパは意外と滑りやすいので、マットは必須アイテム。ネット通販や100円ショップでも手軽に買えます。

明かりがあるだけで転倒が減る、その理由

人は暗い場所では物の位置や段差を正確に認識しづらくなります。弱い光でも足元が見えるだけで、つまづきやバランスの崩れを防げます。

ここで便利なのが人感センサーライトです。

  • 人が近づくと自動で点灯
  • 一定時間後に自動で消灯
  • 電気代がほとんどかからない

私が見つけた330円のセンサーライトは、単4電池3本で使えるタイプ。廊下に設置したら、母も「これなら安心」と言ってくれました。

330円センサーライトでできる!夜間トイレ転倒防止の実践術

夜間の明かり対策というと、「工事をして廊下に照明をつける」といった大がかりな方法を想像しがちですが、実はそんな必要はありません。私が出会ったDAISOの人感センサーライト(330円税込)は、手軽さと機能性のバランスが絶妙で、まさに家庭の介護にぴったりでした。

Daisoセンサーライトバータイプの写真

100均ライトとは思えない性能

私が購入したのは、単四電池3本で点灯するマグネット付きのセンサーライト。

  • 人感センサーで、人が近づくと自動点灯
  • 約20秒ほどで自動消灯(メーカーによって差あり)
  • マグネット式でどこにでも取り付け可能
  • LEDなので省エネ&発熱がほぼゼロ
Daisoセンサーライトバータイプの写真

ライトの横のボタンを1回押すと通常点灯、もう一度押すと人感センサーが反応して点灯、さらにもう一度押して電源OFFになります。取り扱いも簡単なので使いやすいなと思ってます。

これだけの機能が330円で手に入る時代なんですね。正直、最初は「大丈夫かな?」と半信半疑でしたが、実際に使ってみると想像以上に明るくて、母も安心してトイレに行けるようになりました。

設置の工夫でさらに使いやすく

ただ置くだけではもったいないので、いくつか工夫をしました。

  1. 足元の高さに設置
     光源が目線にあるとまぶしさを感じやすいので、膝の高さくらいに取り付けます。そうすると床面が自然に照らされ、段差や障害物がよく見えます。
  2. 連続して設置
     廊下が長い場合、1つだけだと暗い部分ができるので、1.5〜2メートル間隔で複数設置。母の歩く速度に合わせてライトが順番に点灯するのが安心感につながります。

コードレスだから掃除もラク

掃除のイメージ

マグネット式&電池式なので、掃除のときはサッと外して拭くだけ。配線を気にする必要がないので、模様替えや設置場所の変更も自由自在です。

掃除機をかけるときにライトが邪魔にならないか心配でしたが、コードレスのおかげで全く問題なし。バッテリー持ちも意外と良くて、1カ月に一度の電池交換(電池の充電)で済んでいます。

まとめ|今すぐ始められる夜間転倒防止策

高齢者の夜間トイレ転倒は、「暗いから危ない」という単純な理由だけでなく、年齢による体の変化や生活環境、習慣など複数の要因が重なって起こります。そして、一度転倒すると骨折や入院につながり、その後の生活に大きな影響を与えてしまいます。

でも、事前に環境を整えれば防げる事故も多いんです。
今回ご紹介した330円の人感センサーライトは、その第一歩としてとても手軽。

  • 設置に工事不要
  • 電気代ほぼゼロ
  • 高齢者本人も使いやすい

これなら今日にでも始められます。

私の母も、ライトを設置してから夜間の移動がぐっと安心になり、私自身も夜中に「大丈夫かな」と見に行く回数が減りました。お互いのストレスが少なくなり、介護生活が少しラクになったのです。

もしあなたのご家族や身近な方が夜間にトイレへ行く習慣があるなら、ぜひ一度試してみてください。ほんの330円の投資で、大きな安心と安全が手に入るかもしれません。

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